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TOYOTA × OCEAN THREAD® 海洋ごみ由来素材のモビリティ分野への挑戦

TOYOTA × OCEAN THREAD®  海洋ごみ由来素材のモビリティ分野への挑戦

概要

OCEAN THREAD®は、トヨタ自動車とともに、海洋ごみ由来素材のモビリティ分野への活用に取り組んでいます。

対馬市に漂着した飲料PETボトルを回収・再資源化し、自動車用シート表皮の試作を実施。その後、ボートショーやモビリティショー、オートモーティブワールドなどで展示を重ねながら、現在はトヨタ自動車マリン事業部とクルーザー内装材への採用検討を進めています。

海洋ごみを新たな価値へと循環させる挑戦は、自動車からマリン分野へと広がっています。


背景

世界各地で海洋プラスチック問題が深刻化する一方、回収された海洋ごみの多くは、品質や供給量の課題から十分に活用されていません。

トヨタ自動車では、循環型社会の実現に向け、再生材やリサイクル材の活用を推進しています。その取り組みの一環として、日本国内の海岸に漂着した飲料PETボトルを回収・洗浄・粉砕し、自動車用素材として活用する検討が始まりました。

海洋ごみを単なる廃棄物ではなく、次世代のモビリティを支える素材として再生する——。その共通の理念のもと、本プロジェクトがスタートしました。

長崎県対馬市の漂着現場


OCEAN THREAD®の役割

OCEAN THREAD®は、海洋ごみ由来素材の再資源化から素材開発、用途提案までを担っています。

対馬市など日本各地の海岸で回収された飲料PETボトルを原料として、樹脂化、糸・生地開発を進め、自動車用シート表皮やクルーザー内装材への展開を支援してきました。

また、素材の供給にとどまらず、回収から製品化までのストーリー設計や、企業・自治体・地域をつなぐ循環モデルの構築にも取り組んでいます。

これまでの成果

自動車用シート表皮の試作

対馬市に漂着した飲料PETボトルを再資源化し、自動車用シート表皮を試作しました。この取り組みは、トヨタ自動車「サステナビリティデータブック2025」に掲載されています。

展示会での発信

開発した素材は、ジャパンモビリティショーで展示されたキッズモビリティのシート表皮や、ボートショー、オートモーティブワールドなどの展示会で紹介されました。

海洋ごみ由来素材が、モビリティ分野において実用化可能な素材として広く発信されています。

ジャパンモビリティショーで紹介されたキッズモビジャパンインターナショナルボートショー展示(撮影:海南友子)オートモーティブワールド展示

マリン分野への展開

海との親和性が高く、循環のストーリーを伝えやすい領域として、現在はトヨタ自動車マリン事業部とクルーザー内装材への採用検討を進めています。


現在地と今後

現在、OCEAN THREAD®はトヨタ自動車マリン事業部とともに、クルーザー内装材への実装に向けた素材開発を進めています。

モビリティ分野では、意匠性だけでなく、耐久性や品質、安全性など、高い要求水準が求められます。こうした厳しい条件を満たしながら、海洋ごみ由来素材の新たな可能性を広げることが、本プロジェクトの挑戦です。

今後も、自動車や船舶をはじめ、さまざまな分野への展開を通じて、海洋ごみの回収と資源循環が社会に根づく仕組みづくりを目指していきます。クルーザー内装イメージ(提供:トヨタ)クルーザー外観(提供:トヨタ)

関連資料

トヨタ自動車 サステナビリティデータブック 2026

対馬市の海洋漂着PETボトルを活用したシート表皮の試作事例が掲載されています(P47)。

トヨタ自動車 サステナビリティデータブック2025

海洋ごみ由来素材の活用事例が紹介されています(P36)。アーカイブよりダウンロードしてご覧ください。

紹介動画

トヨタ自動車の循環型社会に向けた取り組みの中で、海洋ごみ由来素材の活用について紹介されています。

Yahoo!ニュース掲載記事

OCEAN THREAD®の開発背景や、トヨタ自動車との取り組みの取材記事として紹介されました。

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